女性設計士がお答えするQ&A

qestion(改装計画)
我が家を新築して10年。雨漏りは一度もないのですが、屋根は普段見えないだけに状態が気になっています。 メンテナンスやリフォームについて教えてください。
answer(改装計画)
家の老朽化を防ぐためにも屋根のメンテナンスは欠かせません。
けれど屋根の上にあがるのは危険な上、屋根材によってメンテナンス方法も異なるので、まずは専門家に頼み定期点検を行うことから始めましょう。
その上で必要なリフォームを行います。
屋根材によって異なるメンテナンスの仕方

屋根を覆う材料(屋根材)にはさまざまな種類があり、それぞれ点検のタイミングやチェックポイントリフォームの手法などメンテナンスの仕方が異なります。

  セメント瓦 スレート ガルバリウム鋼板 トタン
種類 陶器瓦・いぶし瓦
素焼き瓦 など
厚型スレート
コンクリート瓦
天然スレート
化粧スレート(カラーベスト・コロニアル)
ガルバリウム屋根材 トタン屋根材
定期点検
時期の目安
5~6年に1度 4~6年に1度 4~6年に1度 4~6年に1度 2~3年に1度
点検のチェックポイント 割れ・ずれ・苔
地震や台風の後は点検を
割れ・ずれ・塗装のはがれ 割れ・ずれ・うき
反り・退色・さび
さび・うき・退色・塗装のはがれ さび・退色・塗装のはがれ
リフォーム時期の
目安と内容
定期的な点検と補修で20~30年の使用が可能 6~7年を目安にした定期的な塗装で20~30年の使用が可能 7~10年を目安にした定期的な塗装で20~25年の使用が可能 6~7年を目安にした定期的な塗装と補修で20~30年の使用が可能 3~4年を目安に塗装。10~20年をめどに重ね葺きや葺き替えを検討
塗装による屋根リフォーム

塗装によるリフォームは比較的幅広い屋根材に対応しています。その魅力は手軽で経済的な事。そして機能・色・質感の種類が豊富なことでしょう。 例えば、遮熱による省エネの効果のある塗料。通常の2~3倍の耐久性をもつ塗料。雪がすべり落ちやすい塗料など。地域環境や個人のニーズに合わせて選びます。 ただし屋根の劣化が激しい場合は、既存の屋根の上に新たな屋根を重ねて葺く方法(カバー工法)や、下地材まで痛みが進んでいる場合は葺き替えを検討しましょう。

建物外観と屋根のリフォーム

屋根の色は建物外観のイメージにも大きく影響するので、色選びは慎重に行います。まず塗装色の選定作業の際は、必ず自然光の下、できるだけ大きなサンプルを用意してもらいます。 日光が当たる部分と影となる部分では発色が異なるので、必ず両方の場所で確認しましょう。 また、屋根をきれいにすると外壁の汚れが目立ってしまう事があります。劣化や汚れがひどい場合は、外壁のリフォームも検討してみては。屋根の塗装では足場を設置するので、同時に行うと経済的です。

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